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歯周病の歴史を知っていますか?



今では広く知られるようになった歯周病ですが、人類はいつから歯周病に悩まされるようになったのでしょうか。
歯周病の原因や予防なども含め、今回は歯周病について詳しくお話ししましょう。


歯周病はなんと旧石器時代から

歯周病はネアンデルタール人や猿人の骨からも見つかっています。
つまり少なくとも旧石器時代の頃から歯周病は存在していたということですね。
二足歩行になり火を使い始めた当時の人類は既に歯周病を患っており、中には大半の歯を失ったケースもあるようです。
またエジプトのファラオのミイラには歯槽骨と呼ばれる歯を支える骨が溶けたものもあり、これも歯周病が原因と考えられています。
古代を生きた人々も歯周病に悩まされていたわけですが、身分の低い人よりも高い人の方が歯周病が悪化していた傾向にあり、豊かな食事をするほど歯周病の危険性が高かったと考えられます。


歯周病の原因は?

そもそも歯周病とはどんな病気なのかというと、歯と歯茎の間で増えた細菌によって引き起こされる炎症です。
歯についた細菌の集まりを歯垢やプラークと呼びますが、歯磨きが十分にできていないと歯垢が取り除かれずにそのままになります。
歯垢が取り除かれないと多くの細菌が歯についたままになるわけですから、その細菌が繁殖するなどして増え、細菌が出す毒素によって炎症が起こるのです。
歯茎に炎症がある場合は歯肉炎、それが悪化すると歯周炎や歯槽膿漏へと変化します。
初期の歯肉炎では自覚症状はほとんどありませんが、歯周炎や歯槽膿漏の状態になると歯が抜ける恐れが出てきますし、場合によっては体の他の部位に問題が出ることもあります。
例えば歯茎などに炎症を起こす原因となっていた細菌の毒素が血管を通して心臓や肺に運ばれると心内膜炎や肺炎になる可能性がありますし、歯周病は糖尿病を悪化させるとも言われています。
歯茎の炎症から始まる歯周病ですが、そのまま放置していると口内だけの問題ではなくなってしまうのです。


予防の基本は歯石がつかないようにすること

歯周病は歯の細菌が原因ですので、その細菌を取り除くこと、つまり歯垢を除去することが大事です。
歯ブラシを細かく動かしながら1本1本丁寧に磨きましょう。
歯間ブラシやデンタルフロスなども使うと良いですね♪
ただしっかり歯磨きをしているつもりでも、完全には歯垢を取り切るのはなかなか難しいものです。
取り切れなかった歯垢が石灰化すると歯石となり、歯磨きでは取れなくなります。
歯石があると細菌がさらに溜まりやすくなってしまいますので、早めに歯科医院へ行き専用の器具を使って除去してもらいましょう。
歯垢や歯石を除去した後に歯垢や歯石をつきにくくする処置をしてもらうのもおすすめです。
日頃から丁寧に歯を磨くなどして歯垢を除去して歯石をつきにくくし、定期的に歯科医院でプロによるケアを受けることが歯周病予防には効果的と言えます。

歯周病の原因となる歯垢や歯石の歯科医院での除去は歯科衛生士が行っています。
他にも歯科医師の診療のサポート、それぞれの患者さんに合わせたセルフケアの方法の指導なども歯科衛生士の仕事です。
歯科衛生士は国家資格の一つであり、国家試験を受けるには専門学校などの養成校での3年以上の学習が義務付けられています。

JR大阪駅や各線梅田駅から徒歩8分の場所にあるなにわ歯科衛生専門学校も歯科衛生士の養成校の一つです。
本校では最新の機器を使った実践的な実習を数多く経験することで、現場で即戦力として活躍できる歯科衛生士を目指せます。
国家試験対策や就職サポートにも力を入れていますし、ダブルライセンス制度や海外研修も取り入れており歯科衛生士としての可能性も広げられます。
夜間部もありますので、仕事を続けながら歯科衛生士を目指すこともできますよ。
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歯科衛生士を目指すなら、なにわ歯科衛生専門学校をぜひおすすめします!

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