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歯科衛生士を目指すなら文系・理系どちらが有利?

2020年06月17日

今後の進路を決める上で、文系か理系を選ぶ時期がきます。将来歯科衛生士を目指す方は、文系か理系のどちらを選択すればいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。歯科衛生士は医療職であるため、理系でないといけないというイメージを持っている方が多いです。ここでは、進路を選ぶ方法や文系と理系でどちらが有利になるかなど、歯科衛生士になるために知っておきたい情報を紹介します。

歯科衛生士になるには

歯科衛生士になるには、短期大学の歯科衛生学科や専門学校などの養成機関を卒業し、厚生労働省が実施する歯科衛生士国家試験に合格しなければなりません。国家試験の内容は、臨床歯科医学や予防処置論など理系の内容も多いですが、実際に学ぶのは専門学校などに入学してからです。専門学校の出願資格は、高校卒業見込みや既卒の方、もしくは同等の学力を有している方というのが一般的な条件になります。そのため、専門学校の入学という時点では、理系か文系かで有利になるということはありません。

数学、化学、物理などの教科が苦手で、理系を選択せずに歯科衛生士になりたい学生も多く、実際に専門学校では文系出身の学生がほとんどのため安心して歯科衛生士を目指せます。専門学校の授業では、生化学など理系の授業は多いですが、文系の学生にもわかりやすいような講義が行われるため安心です。歯科衛生士になるには、文系でも理系でも可能なため、進路選びで迷ったら、自分の得意な教科で選ぶとよいでしょう。文系だからといって歯科衛生士を目指せないということは全くありません。理系が苦手でなければ、理系的知識を学んでおくと専門学校に進んだ際に役立つことが多いです。専門学校では、理系の科目が一般教養の科目として組まれています。生物や化学などの知識が少しでもあれば、はじめて学ぶよりは取り掛かりやすいです。文系でも選択科目として化学や生物がある高校であれば、選択しておくと役立ちます。

歯科衛生士になるための進路選び

歯科衛生士の仕事では、歯石を取り除いたり、マウスピースの製作など細かい作業が多くなります。患者さんの狭い口の中の治療を補佐する仕事ため、手先の器用さが必要です。細かな作業をしていても苦痛にならない方は、歯科衛生士の仕事に向いているといえるでしょう。また、患者さんは小さなお子さんからお年寄りまで幅広いです。歯の磨き方や予防歯科についてもコミュニケーションを取りながら治療を進めるため、明るく会話ができるとよいでしょう。歯科医師や歯科助手、他の歯科衛生士と協力して仕事を進めるため、同僚とうまくやっていくコミュニケーション力が必須です。歯科衛生士に必要なスキルは、専門学校に入学してから身に付けることができるので、理系の知識がなくても安心して学ぶことができます。

歯科衛生士の専門学校に入学するには、小論文や国語などが試験科目としている学校が多いです。逆に数学や化学などの教科で受験が必要になる専門学校はほとんどありません。大学や短期大学で歯科衛生士を目指す場合には、理系科目の受験が必要になるケースが多いです。専門学校を受けるときには、文系を選択している場合でも、不利になることはなく、むしろ学んでいる文系の国語や小論文が進学時に役立ちます。歯科衛生士になりたいという強い意志があれば、入学後も努力次第でよい成績を収めることができるでしょう。歯科衛生士になるには、文系か理系かという問題より、手先の器用さやコミュニケーションスキルがより重要で、新しい勉強でも積極的に学べる姿勢が必要です。

オープンキャンパスや資料請求で確認しましょう

実際に歯科医院で働いている卒業生の情報や、どんな学生がキャンパスで学んでいるかは、オープンキャンパスや資料請求をすると詳しく知ることができます。文系を選んでいて、入学後の勉強についていけるか心配という方も多いのではないでしょうか。専門学校では、体験授業やオープンキャンパスで、歯科衛生士の仕事についての情報が豊富です。そして、文系から歯科衛生士を目指した先輩や勉強の方法などについて詳しく話を聞くことができます。進路について不安がある方は、それらの機会を利用して事前に確認しましょう。進路の選択や将来のことで悩みがあるという方も多いですが、実際の在校生の先輩や教員に話を聞くことで、不安を解消することができるはずです。オープンキャンパスなどに参加すると、学校の雰囲気や授業の内容などがわかり、入学後のイメージをつかむことができるでしょう。今後の進路で迷っている方は、まず資料請求や学校見学をしてみましょう。

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