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歯科衛生士の給与について

2020年07月15日

歯科医院が全国に何件あるのかご存じでしょうか。その数は2017年の時点で約6万8000件です。なんと歯科医院はコンビニエンスストアよりも多くあります。そのため、歯科衛生士は全国どこであっても、就職先が見つかりやすい、労働需要の高い仕事といえます。そのような歯科衛生士の仕事ですが、給与や職場での待遇はどのようなものでしょうか。歯科衛生士の仕事の待遇について、初任給、ボーナス、福利厚生の面から説明します。

歯科衛生士の初任給は

歯科衛生士としての働き先を探すときに、給与は誰もがチェックする重要なポイントではないでしょうか。しかし、給与を考えるときに月収や年収だけを調べたのでは、あまり待遇の実態がみえてきません。職場での待遇を考察する場合には、ひとまとめに給与として考えるのではなく、初任給、ボーナス、福利厚生で分けて考えると理解がしやすくなります。ここで説明する初任給は、学校を卒業した後、就職して初めてもらう給与のことです。初任給には基本給だけでなく各種手当が含まれています。

厚生労働省が発表した「賃金構造基本統計調査」を参考にすると、歯科衛生士の初任給は約20.4万円です。歯科衛生士の初任給は、近年どのように推移しているのでしょうか。2017年から過去5年間では、歯科衛生士の初任給の最大額は2016年の約21.8万円、最少額は2014年の約18.7万円です。なお、日本での初任給の平均額は約19.0万円ですから、歯科衛生士の給与は平均よりも高い水準であるといえます。次に、学歴ごとに初任給を調べてみるとどうでしょうか。

ボーナスについて

歯科衛生士も労働契約の条件によって、ボーナスが支給されます。ボーナスとは月給などの定期給とは別に支払われる給与のことです。「賞与」とも呼ばれています。支給の回数や額面は歯科医院側が決定できますが、原則として労働者の勤務実績に応じて支払われます。求人の条件にボーナス支給を記載している歯科医院はおよそ88%です。ですが、ボーナスをなしと記載しているからといって、もらえる給与が少ないとは限りません。歯科医院にはそれぞれの給与形態があり、規模や雇用条件によってもらえる給料が変わるからです。

ボーナスの額面はどのように計算されるのでしょうか。一般的にボーナスの支給額は月給の回数で表記されます。例えば2回分ならば「賞与は月給2カ月」と表記されます。月給の意味が「総支給額」か「基本給」かによって、支払われる額面は大きく異なるので注意が必要です。歯科医院によってどのような支払い計算になっているか異なります。そのため、雇用契約を結ぶまでに、必ずチェックしておくようにしましょう。賞与回数は2回としている歯科医院がほとんどです。なお、「賃金構造基本統計調査」によれば、2017年度の歯科衛生士の平均年収は約342.5万円、平均月給は約25.1万円、平均賞与額は約41.3万円となっています。

歯科衛生士の仕事は、勤続年数や能力に合わせて給与の額面が上がっていく傾向があるため、長く同じ職場で働くほどボーナスが年収に反映されやすい仕事です。スキルや仕事への取り組みによっても、ボーナスの支払額が変わります。また、ボーナスの算定基準が前年度の成果となっている歯科医院では、初年度はボーナスの支払いをしないこともあります。

歯科衛生士の待遇と福利厚生

福利厚生とは会社が従業員に対して、生活レベルの向上や健康の増進のために施すサービスです。法定福利厚生とそれ以外の法定外福利厚生があります。法定福利厚生は社会保険や児童手当拠出金を指します。歯科衛生士は全国歯科医師国民健康保険に加入することがほとんどです。しかし、個人開業で従業員が5人以下となる職場では、国民健康保険の加入や支払いなどの手続きを自ら行わなければならない場合もあります。法定外福利厚生が手厚いかは歯科医院によって大きくことなります。大手歯科医院では、交通費、住宅手当、退職金など、福利厚生が充実している場合が少なくありません。

歯科衛生士は勤務年数だけでなく、スキルの取得や技術をつむことで評価が高まります。そのため福利厚生として研修や資格取得の支援が充実している歯科医院は、将来の給与アップが期待できるといえるでしょう。特定の分野において高い知識や技能を持っている歯科衛生士は、認定歯科衛生士としてスキルアップをはかれます。なかでも審美歯科やインプラントなど、注目分野の認定資格をもつ歯科衛生士はさまざまな現場で求められます。歯科衛生士は需要が高く、働き方も非常勤など多様に選べるため、ライフプランを立てやすい資格です。歯科衛生士は持っていて損のない資格であるといえます。

歯科衛生士を目指すなら、大阪の梅田にある、なにわ歯科衛生専門学校はいかがでしょうか。現場での仕事を意識した、最新機器を使っての実践的な授業が受けられます。資格取得だけでなく、即戦力として役立つ歯科衛生士を目指せる学校です。徹底した試験対策だけでなく、ダブルライセンス制度で複数の資格取得の取得も可能です。例えば、歯科衛生士とともに歯科医療事務を取得すれば、歯科医院内でできる仕事の幅が広くなります。海外研修で最先端の歯科医療技術を体験できます。なにわ歯科衛生専門学校で「歯科衛生士になりたい」という夢を実現しましょう。

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