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男性の歯科衛生士について

2022年11月21日

歯科衛生士の多くは歯科医院で働いています。

歯科医院に行ったことがある方なら誰しもお世話になったことがあると思いますが、おそらく「女性の歯科衛生士しか見たことがない」という方がほとんどではないでしょうか。

しかし「歯科衛生士は女性でなければなれない」わけではなく、男性の歯科衛生士も実在します。

今回は男性の歯科衛生士事情についてご紹介しましょう。

 

男性の歯科衛生士ってどれくらいいるの?

実際男性の歯科衛生士がどれくらいなのかというと、2016年の調査では12万人以上いる歯科衛生士のうち77人が男性でした。

6年前の調査ですから現在はこれより増えてはいるものの、それでも歯科衛生士はほぼ女性と言って間違いありません。

日本で歯科衛生士法ができたのは1948年で、「男性は歯科衛生士になれない」というような記述はなかったものの、法改正の際には歯科衛生士が女性限定であるかのような記述が加えられました。

また歯科衛生士になるには専門学校や大学、短大などの歯科衛生士の養成校で3年以上学ぶことが義務付けられていますが、男性の入学を認めていない養成校も少なくありませんでした。

このような事情が「歯科衛生士は女性」という印象に大きく影響したのでしょう。

現在の歯科衛生士法は男性の歯科衛生士のことも想定した記述となっていますし、養成校への入学も可能です。

歯科衛生士は女性限定の仕事ではないいうことがもっと知られるようになれば、男性歯科衛生士も増えていくのではないでしょうか。

 

メリットとデメリット

とはいえ男性歯科衛生士はほとんどいないのが現状です。

そんな中で男性が歯科衛生士として働くメリットは何かというと、まずは「できれば男性の歯科衛生士に担当してもらいたい」という患者さんの希望を叶えられることでしょう。

特に男性の患者さんの場合、女性の歯科衛生士では緊張してしまったり、気になることがあっても相談しづらいということは珍しくありません。

男性歯科衛生士がいればぜひとも担当してもらいたいという方は多いはずです。

また歯科衛生士の仕事の一つが歯科医師の診療のサポートですが、診療に必要となる重い機材を移動させたり、大量の薬剤を運んだりすることもあります。

このような力が必要な場面でも、男性歯科衛生士ならスムーズにサポートできますよね。

さらに多くの求人がある歯科衛生士は転職も盛んですし、女性の歯科衛生士は出産や育児などの事情に合わせて働き方を変えることもよくあります。

柔軟な働き方ができるのは歯科衛生士のメリットと言えるものの、長く働いてほしいと考える歯科医院もあるでしょう。

このようなケースでは、出産などによる離職の可能性が低い男性歯科衛生士は評価されやすいと言えます。

ただ収入はそれほど期待できないというのはデメリットですね。

歯科衛生士は国家資格ではあるものの収入面での魅力は低めで、特に男性の場合は一般企業に務めた場合よりも見劣りしてしまいます。

この点で歯科衛生士として働くことをためらう男性は多いかもしれません。

 

Wライセンスで活躍の場を広げれます!

ただ収入面のデメリットは解消できる可能性があります。

例えばインプラントや矯正など、特定の分野において高いスキルを持っている歯科衛生士であることが認められれば、認定資格を取得できます。

認定資格を取り認定歯科衛生士になればより良い条件で転職できたり、別途手当てがつくこともあります。

また介護関係の資格を持っていれば、訪問診療や介護施設での口腔ケアなどにも役立ちますので、活躍の場も広げられるでしょう。

様々な形でスキルアップしていけば、収入面のデメリットも解消されるのではないでしょうか。

 

歯科衛生士は養成校で3年以上学び、卒業後に国家試験に合格すれば資格を取得できます。

JR大阪駅や各線梅田駅から徒歩8分の場所にあるなにわ歯科衛生専門学校も、歯科衛生士の養成校のひとつです。

本校では学生同士ペアになり歯科衛生士役と患者役を交代しながら実習を行うなど、現場で即戦力となれる歯科衛生士を目指して学ぶことができます。

模擬試験などの国家試験対策にも力を入れていますし、就職においても学生一人一人の希望や個性を踏まえながらしっかりサポートいたします。

海外研修やダブルライセンス制度も取り入れ、さらに働きながら学べる夜間部も設けています。

歯科衛生士を目指すなら、なにわ歯科衛生専門学校で一緒に頑張ってみませんか?

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