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介護施設で歯科衛生士は何をするの?

2021年05月13日

 

歯科衛生士が働く場所として、どのようなところを思い浮かべるでしょうか?

中には、「歯科衛生士が働ける場所は歯科医院だけ」と思っている方もおられるかもしれません。

確かに、歯科衛生士の多くは歯科医院で働いていますが、それ以外に働ける場所がないというわけではありません。

たとえば、総合病院の歯科や保健所、歯科医療機器メーカー、歯科衛生士の養成校の講師など、歯科衛生士にはさまざまな就職先があります。

また、近年は介護施設で働く歯科衛生士も増えてきており、就職先として注目を集めています。

しかし、介護施設で歯科衛生士がどのような働き方をしているのかは、あまり知られていないのが現状です。

では、介護施設で働く歯科衛生士は、具体的にどのようなことをしているのでしょうか?

今回は、介護施設における歯科衛生士の業務内容についてお話ししたいと思います。

 

介護施設での仕事内容

すでにご存知の方も多いと思いますが、歯科衛生士は口腔ケアの専門家です。

そのため、介護施設では、歯科衛生士が持つ知識や技術を活かし、施設の入居者の方々の口腔ケアを行うのが主な仕事内容になります。

一日の流れとしては、まず朝の申し送りに参加して、夜勤者から入居者の状態についての報告を聞き、情報を共有することから始まります。

午前中は歯の状態をチェックするとともに、入れ歯の不具合や歯ぐきの痛みが無いかといったことを確認し、必要に応じて写真を撮って状況を記録します。

昼食後は、入居者の昼食後の口内のケアを行います。口の中に食べ物が残っていると、肺炎などの病気につながりやすくなるので、入居者の状態に合わせたケアを行うのがポイントです。

午後になると、入居者が安全に食事を摂れるよう、口の体操や喉の筋力をアップさせる運動を一緒におこないます。

それらを行いつつ、医師の回診に立ち会ったり、ほかの職種との会議に参加したりして、入居者の状態を共有しつつ今後提供するサービスをより良いものにしていきます。

このように、介護施設では、介護士や看護師、理学療法士や栄養士だけでなく、歯科衛生士もチームの一員として大きな役割を果たしているのです。

 

介護施設で気を付けること

介護施設に入居されている高齢者の方々は、年齢を重ねるほど、噛んだり飲み込んだりする力が衰えやすくなっています。

そのため、食後には口内に食べ物が残っていないかをしっかり確認することが大切です。

残っている食べ物をそのままにしてしまうと、誤嚥や窒息を引き起こす可能性がありますし、口内を清潔に保つという意味からも、食べ物が残ったままなのは良くありません。

そのため、歯科衛生士は口内をしっかり確認する必要があります。

また、食後以外にも定期的に口内を確認しながら、それぞれに合わせた口腔ケアを行うことも大切です。

入居者一人ひとりの状態に合わせて噛んだり飲み込んだりする力を高めるためには、さまざまなリハビリを考えることが求められます。

自分の歯でしっかり噛んで食事ができれば、栄養に加え精神的な満足感を感じてもらえるでしょう。

介護施設での毎日の暮らしを充実したものにするためにも、歯科衛生士は大きな役割を担っているのですね。

ほかにも、食事中は入居者の方が無理なく食事ができているかどうかを医師や理学療法士などと共に確認したりすることも重要です。

チームで一丸となって入居者の健康を守るには、歯科衛生士としての知識や技術だけでなく、チームワークも大切になります。

 

歯科衛生士になるには

歯科衛生士の国家資格を取得するには、まず養成校で3年以上学ぶ必要があります。

「なにわ歯科衛生専門学校」は歯科衛生士の養成校の一つで、現場で即戦力となれる歯科衛生士を目指すことができます。

本校では、最新の機器を使った実践的な実習を数多く積み重ねることで、学生一人ひとりが確実に知識や技術を修得できるようになっています。

模擬試験などの国家試験対策も万全ですし、就職に関しても手厚いサポートを行っているので、資格を取得してからスムーズに社会で力を発揮できるでしょう。

また、海外研修やダブルライセンス制度も取り入れており、歯科衛生士として幅広い活躍も期待できます。

JR大阪駅や各線梅田駅から歩いて10分かからず通学できますので、近畿圏内からなら無理なく通えますよ!

定期的にオープンキャンパスも開催していますので、ぜひお気軽にご参加ください。

 

 

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