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災害時のオーラルケア

2023年12月25日

災害時にはまず命が助かることを最優先に行動しなければなりません!


とはいえ命が助かった後には当然「その先」があります。


避難生活が長期にわたることもあるかもしれません。


そのため災害対策では命が助かった後のこともしっかり考えておく必要があるのです。


災害が起きるととにかく生き延びられればそれでいいという考えになりがちで、健康面に気を配る余裕もなくなりますが、病気にならないようにすることは災害時においても重要です!


特に口内は不衛生な状態が続くと全身の健康に影響が出やすいため、災害時でも最低限のオーラルケアができるように準備しておきたいものですね☆

オーラルケアができないことで起こる健康への影響


歯磨きなどのオーラルケアができなかったとしても、心配なのは虫歯程度では?と思われるかもしれませんが、実際にはその影響は全身に及びます!


オーラルケアができないと口内に細菌が増え、場合によってはそれが口以外の部位にも広がります。


高齢の方であれば口から気管を通して肺に入った細菌によって肺炎が起こり、最悪の場合死に繋がる恐れがあります。


また口内環境が悪くなると歯周病も悪化しやすくなりますが、歯周病の悪化は糖尿病の悪化を引き起こすといわれています。


さらにオーラルケアは感染症予防にも効果があるとされていますので、オーラルケアができなければ様々な感染症にもかかりやすくなります☆


過去に起こった災害においても、避難後に十分なオーラルケアができなかったことが原因で健康状態が悪化し亡くなってしまった方が少なからずいるのです。

オーラルケアの方法


そうはいっても災害時に普段通りのオーラルケアをするのは簡単ではないでしょう!


歯ブラシなどのケア用品がないかもしれませんし、水がない可能性もあります。


しかしガーゼやティッシュなどの布を指に巻いて歯や歯茎の汚れを取ったり、少しの水でも何度かに分けてその都度しっかりとうがいをするだけでも効果があります。


また唾液は口内の汚れを洗い流してくれますので、ガムを噛むのもおすすめですね☆


口を大きく開けたり舌を動かしたりする口回りの体操も、唾液の分泌を促してくれます。


歯ブラシがある場合はコップに入れた水で歯ブラシを濡らして歯を磨きましょう!


歯ブラシの汚れはこまめにティッシュなどで取り、磨き終わったら数回に分けてうがいをして、歯ブラシも軽く洗います。


それに加えて液体歯磨きがあればより効果的なオーラルケアができます♪


入れ歯も歯ブラシやティッシュを使って汚れを取るようにしましょう!

非常持出袋にオーラルケア用品も一緒に!


災害対策として防災グッズや食料を入れた非常持ち出し袋を用意されている方も多いと思いますが、ぜひオーラルケア用品も一緒に用意しておいてください。


コップや歯ブラシ、デンタルフロス、液体歯磨き、入れ歯洗浄剤、シュガーレスガムなどがあれば災害時にもオーラルケアができます。


液体歯磨きやガムは非常食と同じようにローリングストックにすると良いでしょう☆


災害時に命はもちろん健康も守れるようにするためにも、しっかりと準備しておきたいですね!

オーラルケアは日常的なセルフケアが重要であると共に、プロによるケアも定期的に受けたいものです。


歯科衛生士は口腔ケアの専門家として、歯科医師の診療のサポートや虫歯予防処置、歯科保健指導を行っています。


専門学校や大学などの歯科衛生士の養成校で3年以上学び、国家試験に合格すれば歯科衛生士として働けるようになります。


なにわ歯科衛生専門学校も歯科衛生士の養成校の一つで、本校では経験豊富な講師による丁寧な指導のもと、最新の機器を使った実践的な実習を数多く積み重ねます。


模擬試験なども行いながら国家試験合格を目指すのはもちろん、資格取得後の就職に関しても学生それぞれの希望や個性に沿ってきめ細かくサポートしています☆


介護や歯科医療事務の資格取得を目指すダブルライセンス制度や、最新の歯科医療に触れられる海外研修を通し、歯科衛生士としての可能性も広げられます。


夜間部もありますので仕事との両立も可能ですし、JR大阪駅や各線梅田駅から徒歩8分で通学できるのも本校の魅力ですね♪


定期的に開催しているオープンキャンパスでは授業や実習も体験できますよ!


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