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虫歯は早めに治療しましょう!

2023年04月24日

「虫歯があれば早めに治療すべきである」

多くの方がそう考えていると思います。

ただ中には「歯が痛くなってすぐ歯科医院に行けば大丈夫」という考えの方も少なくないのではないでしょうか。

しかし痛みを感じる段階の虫歯というのは、実はかなり進行した状態です。

そのため早めに虫歯を治療しようと思うと、定期的に歯科検診を受けて虫歯がないかをチェックする必要があるのです。

今回は虫歯の早期発見・早期治療について、詳しく見ていきましょう。

 

初期虫歯は痛みがない?

虫歯の進行度合いはC0~C4の5段階に分けられます。

歯は象牙質をエナメル質が覆うような構造をしていますが、このエナメル質が溶け始めた脱灰と呼ばれる状態が初期虫歯とされるC0です。

痛みはなく、再石灰化し自然治癒する可能性もありますので、丁寧に歯を磨いたりフッ素の塗布するといったケアだけでも問題はありません。

しかし再石灰化されずにエナメル質に穴が開くとC1となります。

C1もまだ初期虫歯であり痛みもないものの、冷たいものがしみるなどの自覚症状が出始めます。

定期検診で虫歯の治療が必要と指摘される場合はこのC1からが多く、虫歯の箇所を削ってレジンを充填するという比較的簡単な治療で済むケースが大半です。

さらに虫歯が進行しエナメル質だけでなく象牙質まで達するとC2となり、冷たいものがしみるだけでなく痛みも出てきますので、虫歯の箇所を削って詰め物などで修復します。

C3は虫歯が神経にまで及んだ状態で痛みもかなり強くなり、神経を取るなど治療も大掛かりなものになってきます。

虫歯が歯根にまで達し歯のほとんどが溶けるC4になると痛みは一旦治まるものの、歯根の先に膿が溜まって痛みが出たり、あごの骨に悪影響が出る場合もあります。

ここまでくると歯を残せる可能性は低く、入れ歯などで歯を補うことになるでしょう。

 

早めの治療のメリット

C3やC4まで虫歯を放置するのはさすがに良くないというのはお分かりいただけたと思いますが、痛みの出始めるC2の段階での治療でも問題ないのでは?とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし可能であれば虫歯はC0の段階でしっかりケアしたり、C1での治療が理想です。

エナメル質に穴が開いた状態のC1の虫歯の治療と、象牙質まで虫歯が達したC2の虫歯の治療は、虫歯部分を削るという点は変わりません。

ただC1の場合は削った部分にレジンを充填するだけで済むことが多く、1回の通院で治療を終えられます。

対してC2の場合は削る部分が多くなり、詰め物や被せ物をすることになりますので、2回以上の通院が必要になります。

治療にかかる費用もC1の治療の方が安く済む場合がほとんどですね。

また削る部分が少なければその分歯の寿命も長くなるという点からも、C2よりC1の段階での治療が望ましいでしょう。

 

早期発見が大切です

とはいえ虫歯による痛みが出始めるのは一般的にC2からです。

虫歯を早めに治療しようと思うと、やはり定期的に歯科検診を受けることをおすすめしたいですね。

またC1では痛みはないものの冷たいものがしみるといった自覚症状はありますので、痛みはなくともしみると感じた時にはなるべく早めに歯科医院に行くようにしましょう。

自身に合った歯の磨き方などのセルフケアの方法を歯科衛生士に指導してもらったり、虫歯予防効果のある薬剤を塗布してもらうこと有効です。

健康で美しい歯を長く保ち続けるためにも、常日頃から歯のことを気にかけていきたいものですね。

 

虫歯予防のケアで重要な存在となるのが歯科衛生士です。

歯科衛生士は虫歯の原因となる歯垢や歯石の除去、虫歯予防効果のある薬剤の塗布、歯の磨き方などの指導といった業務を行うことに加え、歯科医師のサポートも行っています。

口腔ケアの専門家としての国家資格であり、養成校での3年以上の学習も義務付けられています。

歯科衛生士の養成校であるなにわ歯科衛生専門学校では最新の機器を使った実践的な実習を重視し、現場で即戦力になれる歯科衛生士を目指すことができます。

ダブルライセンス制度や海外研修なども取り入れていますし、国家試験対策や就職サポートももちろん万全です。

夜間部もありますので、仕事などと両立しながら歯科衛生士を目指せます。

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