歯磨き粉はどうしてミント味が多いの?

歯を磨く際に使われる歯磨き粉には様々なフレーバーがありますが、特に多いのはミント味ですよね。
純粋なミント味はもちろん、例えば「シトラスミント」などのようなものもよく見かけますし、ミントが入っていないものを探す方が難しいかもしれません。
なぜ歯磨き粉にはミント味が多いのでしょうか。
今回は歯磨き粉とミントの関係について、詳しく見ていきましょう。
歯磨き剤の基本成分
いわゆる「歯磨き粉」と呼ばれているペースト状の歯磨き剤には研磨剤や湿潤剤、発泡剤、粘結剤、香味料、保存料が含まれています。
またこれらの基本成分に加えて虫歯予防などの効果がある薬用成分も含む歯磨き粉もあり、基本成分のみで構成された歯磨き粉は化粧品、薬用成分も含むものは医薬部外品として区別されます。
基本成分のうち炭酸カルシウムなどの研磨剤は歯の汚れを落としやすくするためのものですね。
グリセリンなどの湿潤剤はほどよい湿り気を生み出し、ラウリル硫酸ナトリウムなどの発泡剤は歯磨き粉を口内に広げ汚れを落としやすくしてくれます。
アルギン酸ナトリウムなどの粘結剤は粘り気を出すとともに成分の分離も防ぐ効果があります。
ミントやメントールなどの香味料は香りによって爽やかな使い心地を加え、パラベン酸などの保存料は歯磨き粉が変質しないよう配合されています。
薬用成分には再石灰化の促進や歯を強くすることで虫歯を防ぐフッ化ナトリウムやモノフルオロリン酸ナトリウム、歯垢を分解して取り除きやすくするデキストラナーゼ、抗炎症作用や殺菌作用により歯周病を防いでくれるグリチルリチン酸ジカリウムや塩化セチルピリジニウムなどがあります。
ペパーミントの特徴について
歯磨き剤の基本成分のうち香味料として配合されているミントですが、よく使われているのは清涼感と香りが強いペパーミントですね。
ペパーミントは薬草などとしても使われてきたハーブで、鎮痛やリラックス、眠気覚まし、消化促進などの効果があると言われています。
歯磨き粉は紀元前から使われていたと考えられており、古くから香料としてハーブを配合していたようです。
ミントが配合されるようになったのは4世紀頃で、日本で歯磨き粉が使われるようになった江戸時代にはミントの和種であるハッカが配合されていました。
現在はペパーミントの他にスペアミントやハッカ、メントールなども香味料として使われています。
ミントが苦手な方の歯磨き粉は?
歯磨き剤を使いやすくするために配合されているミントではありますが、どうしてもミントは苦手という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方には子ども用の歯磨き粉がおすすめです。
子ども用のものならミントの含まれていないフルーツ味などのものが多く、ミントが苦手な方でも無理なくお使いいただけます。
ミントは香味料として歯磨き粉の基本成分の一つではあるものの、歯磨き粉を使いやすくするために爽快感を加えるのが目的で配合されています。
ミントが含まれていないからと言ってそれ以外の効果が期待できなくなるわけではありませんので、「ミントがなくても大丈夫なのか」と不安になる必要はありません。
またミントにもいくつかの種類があり、例えばスペアミントはペパーミントよりも清涼感が控えめです。
ミントが含まれているものでも、スペアミントであればミントがそれほど気にならないということもありますので、大人用の歯磨き粉でもミントの主張が弱いものを探してみてはいかがでしょうか。
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